砂浜を歩いて海にたどり着くと
そこには30羽ほどのカモメが海で翼を休めていました。
しばらく砂浜に座ってボーっと鳥たちをみていたら、
だんだんとカモメが波打ち際に近づいて来ました。
そのうち何羽かが、砂浜に上がって私の方まで
どんどんと近づいて来るではなですか。
手が届くほど近いところ来たところで
立ち止まって私の方を横目でじっと見るのです。
別にエサを持っているわけでもないので、
何もすることもなくそのままカモメたちの
しばらくして帰ろうと立ち上がった時、
カモメたちも一斉に羽ばたいて
今度は私の頭の上をぐるぐると回るのです。
波打ち際から道路の方に向かって砂浜を歩いていくと
一緒について来て、またぐるぐると頭の上を回るのです。
気が付くとその数は50羽ほどになっていました。
カモメは何を思って着いてきたのかわかりませんが、
とても不思議な気分でした。
その異様な光景にちょっと驚いたようでしたが、
私はカモメと友達になれたようで楽しかったです。