仙台に仕事に行こうと、早起きして空港に行きました。

そろそろ、搭乗かなと思ったらアナウンスがあって、

搭乗機が整備不良のため欠航となってしまいました。

次の便に乗り換えようとカウンターに乗客が殺到する中、

私は運よく次の便に乗ることができました。

結局、飛行機は予定の4時間遅れで羽田に着きました。

が・・

今度は手荷物が出て来ないのです。

なんと、松山で手荷物を積み忘れていたのです。

そこには私と同じ目に合った乗客が5,6人いました。

それからさらに1時間あまり待って、

次の便でやってきた自分の荷物を受け取りました。

私は数百回搭乗していますが、

今回のように欠航の上に手荷物まで忘れられたのは初めてで、

アンラッキーなフライトになってしまいました。

今回の出来事の最中、このようなトラブルに

ANAがどのように対
応するのか観察していたのですが、

さすが優秀なスタッフが揃う会社だけあって、

言葉づかいや態度などは良かったと感じました。

しかし、トラブルが発生した時点で、

解決のため全体を統括するシステムが出来ていないと感じました。

特に問題だったのは、

欠航と決まった段階で、次の便に十分な空席がないことをアナウンスしたため、

乗客がドッとカウンターに押し寄せ、

50mほどの長蛇の列となってしまったにもかかわらず、

それを、整理したり途中経過を知らせる係員が一人もいなかったことです。

結局、早めに並んだ人は運よく次の便に乗れましたが、後ろの方に並んだ人は

乗れないという、何とも不公平な対応となってしまったのです。

この対応に怒りを感じた乗客も多かったことと思います。

さらに手荷物の積み忘れがあったことから推測すると

空港スタッフが突然発生した大きなトラブルを、

限られた時間の中で処理しなければならないことで、

パニックになっていたのではないかと思います。

仕事にはミスやトラブルはつきもの。

自分にもいつこのような事が起こるかわかりません。

事前のシミュレーションや発生した際の解決の組織的対応など

改めて考えなければならないと感じました。

しかし、航空会社も徹底した合理化を図りながら

安全で正確な品質を要求されるので大変ですね。

民間としては孤軍奮闘しているANA

ガンバレ!