初めて四国八十八ヵ所巡礼に行ってきました。
以前から、行きたいと思っていましたが、なかなか都合がつかず、今になってしまいました。
車で回ったのですが、全行程1400キロ超の行程で、平地あり山間部ありで、かなりの難所もありました。
お参りした88ヵ所のお寺すべてに個性があり、味わいがありました。
1000年以上も前に人里離れた山中に寺院を建立し、88ヵ所の巡礼の道を作ったことは、弘法大師の偉大さと、それに心動かされた人々の魂が込められていると感じました。
この酷暑の中、歩き遍路をされている方を数人見かけました。車で回っても暑さに参りそうになりましたから、よほどの覚悟が無いと、歩いては回れないと思います。その方たちが無事に結願できるよう祈るばかりです。
本堂と大師堂で合わせて、176回のお経を唱え、176巻の写経を納めました。すると自然に空で言えて、書けるようになりました。なんとか無事に結願することが出来たとき、自然と感謝の気持ちで一杯になりました。
今は疫病や戦争で先行き不透明な時代ですが、皆が心穏やかに過ごせるよう祈りました。
聞くと、四国88ヵ所巡礼を世界文化遺産として申請するとか。
まさに、その価値がある世界の文化遺産だと感じました。